水急不流月

信じる道を突き進め

釣り場と釣り人のマナーの問題

少しづつ更新を続けてきたこのブログ。

だんだんと人の目に触れるようになってくれば、少なからず批判的なコメントも出てくる。

今回は以下の二つの記事に対し、「釣り場を晒すのは地元住民に配慮が無い」というコメントを頂いたことに関し、マナー問題をとりあげてみよう。

singing-ajinger.hatenablog.com

singing-ajinger.hatenablog.com

「釣り場を晒すな」には二つの意味 

私はこうしたコメントをしてくる意図は、二つあると考える。

一つは本心で住民の事を考え、マナーの良くない釣り人が増えることを懸念しての意見。

もう一つは、コメント者が釣り人であり、ポイントに入れなくなることを懸念しての遠回しな意見。

今回のコメントについて

今回のコメントを頂いた記事に関して共通しているのは、アジングということと、辰ノ口鼻ということ。

それを考えたときには言葉の裏側に存在する意見(ポイントに入れなくなるから)のほうが強いように感じる。

もちろん、地元住民のことを親身になって思い、コメントをくれた方もいるだろう。

私の言葉不足であり、配慮が無かったかもしれない。

 

しかし、この辰ノ口鼻は付近に住居が無いのである。

海岸沿いに出ている地磯であり民家は随分と離れている。

ものすごく大騒ぎしない限り話し声等は聞こえるはずもない。

普通に釣りをしているだけでは、何も迷惑にはならないだろう。

 

近くの車を停められる場所も、はみ出して駐車しているような車は見たことは無いし、堂々と道路に駐車するような輩にも出会ったことはない。

ココの釣り場がゴミだらけになっているのも見たことはないし、聞いたことも無い。

 

だからといって、騒がしくしていいとはもちろん思ってもいないし、してもいない。

邪魔にならぬように駐車し、静かに釣りをし、綺麗にして帰る。

なぜなら、それが人として当たり前のことだからだ。

釣り場晒して注意を促す

そもそも地元住民の事を配慮して、釣り場を晒す、地名を公開するのを止める、といったことは本末転倒ではないのだろうか。

この辰ノ口鼻は、私がこうして記事に起こす以前から釣り人が絶え間なく入っているポイントである。

そんな場所で、私が釣り場を晒すことを止めようとも、口コミや噂は自然と広がっていってしまう。

そして、釣り人も自然に増えてしまう。

これは、誰にも止められるものではない。

であるならば、声を大にして釣り場を晒し注意喚起を促すべきなのではないだろうか。

良く釣れるポイント程、人の出入りが多いのは間違いない事実である。

だからこそ公開し、大きな問題になる前に芽を摘むことが必要なのではないだろうか。

マナーの良くない人間はどこにでも少なからず居る。しかし、それが大多数ではない。

しっかりとルール、マナーを守っている人間が多く、マナーの良くない人間が目についてしまうだけである。

それならば、マナーの良い人間がマナーを守らない人に対し注意をすればいいのである。

そうやって、釣りのマナーに対し認識の低い人間を減らすことも、私たちベテランアングラーの一つの仕事ではないのだろうか。

地元住民と釣り人との問題

「住民とのトラブル」、これは釣りをする人間にとっては切っても切り離せない問題だろう。

コメントを頂いた中には、四浦の問題と結びつけている方もいらっしゃった。

なぜこのようなトラブルが多いのだろうか。

トラブルの多いものとして、

  • 駐車違反
  • 夜間の騒音
  • ゴミのポイ捨て
  • 汚した釣り場の放置

といったものが上げられるだろう。

私は、双方のコミュニケーション不足によるものが一つの原因だと感じている。

釣り人は、地元の方がいれば挨拶をしたり、話をしたり、これは必要最低限のマナーだと思う。

そして、地元の人間も釣り人に対し、挨拶をする等の最低限のコミュニケーションをとるべきであると思っている。

個人的見解

かく言う私も、鶴見町敷場というモイカ釣りでとても有名な場所で生まれ育った。

いわゆる地元住民側の人間でもある。

ここからは、地元住民側でもある私の一個人としての意見を述べさせて頂きます。

確かに餌釣りをする人間がこぼした餌を流さずに帰っていたり、ごみを捨てていたりといったことには少なからず嫌な思いもした。

しかし、だからこそ怒りが沸点に到達する前に、目についた人間に対してはすぐに軽い口調で注意をすべきなのである。

横柄な態度をとる釣り人も多数存在するのだがそれでも、

「こんにちは、釣れてますか?」

といった挨拶から始め

「餌を流して、ごみは持って帰ってね~」

「ここは○○さんが車を停めるから、あっちに停めて」

等と会話の中で笑顔で言えれば、きっと釣り人もイヤな気持ちにならずに車を移動し、片付けをして帰ってくれるだろう。

普段のマナーの悪い人間に対し、見て見ぬふりを続け自分の中に怒りを募らせ、ある日ソレを爆発させるように釣り人にぶつけてしまうから、

「餌が臭せーけん流して帰れや!!」

「邪魔やけん、車どけれ!!」

「うるせーんじゃ、静かにせー!!」

みたいに唐突に言ってしまうのである。

これでは、釣り人も嫌悪感を抱いてしまうだろう。

 

当然のことながら、地元が何を言うでも無く、邪魔にならないように駐車し、夜中の釣り場では静かにし、汚した釣り場は綺麗に掃除してゴミを持って帰るのは釣り人の責務なのだが、そんなことすら出来ていない釣り人が多いのもまた事実である。

だからといって、お互いが心をなくし平行線を辿っていては、この「釣り場とマナーの問題」は一向に解決へと向かうことは無い。

お互い人間なのだから、広い心で歩み寄る姿勢を見せるべきだ。

ルール(マナー)違反に資格なし

特にエギングやアジングといった手軽な釣りが流行しだしてから、騒がしいアングラーや、駐車マナーの良くないアングラーが増えたように感じる。

手軽にできて、ゲーム性があるからこそ若者を中心に流行しているのだろうが、若者は基本的に群れるとハイテンションで騒がしい。

しかし釣りをする上で、騒がしくしない、邪魔にならない場所に駐車する、ゴミは持って帰る、と言ったことは最低限のルールなのである。

例えばサッカーをする時に、いきなりボールを両手に抱えてゴールに突っ走ったりは絶対にしないだろう。

誰が考えてもすぐにわかる「サッカー」のルール違反だからだ。

同じように釣り場で大きな声でお喋りをするのも、誰が考えてもすぐにわかる「釣り人として」のルール違反なのである。

また、例えば自分の家のトイレを糞まみれにして汚してしまったならば、自分で掃除をするだろう。

それなのに、自分で汚した釣り場がそのままで帰っていいはずが無い。

常識的なことが出来ないのなら「釣り人として」の資格はなく、釣りをすることは許されないのだ。

もしこの記事を読んでルール違反やマナー違反に心当たりがあるのなら、一刻も早くマナーの綺麗な釣り人を目指してほしい。

辞める以外には、マナーの綺麗な釣り人になるしか他に方法はないのだから。

お互いに広い心で

私の以前の記事で、すこしだけ釣り場のマナー問題に関しては触れているが、友好的な地元の方が居るのもまた事実である。

singing-ajinger.hatenablog.com

 

このように地元住民側が釣り人に対してオープンな気持ちを持つことが出来たなら、釣り人も広い心で対応してくれるのではないだろうか。

実際この日の家族釣行はいつも以上に気分よく釣りが出来、しっかりとマナーを守らなければと再認識することができた。

今後はマナー問題も記事に

今回コメントを頂いたことにより、今後はマナー問題も取り上げていかなければならないことを身に染みて感じました。

一人の釣り人として。

そして一人の地元住民として。

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