水急不流月

信じる道を突き進め

2月20日 スーパームーンの満月アジング

平成最後のスーパームーン

月夜のアジングで釣果が伸びないことは幾度となく経験してきていたのだが、それでも釣行したくなる釣りバカな私です。

仕事が一旦落ち着いたため、平日の夜中にのんびり釣行したくて木曜日を休みにした。

 

さすがに平日(水曜日)の夜中だと人も全然居ない。

堤防やテトラ帯や地磯等々、好きな場所へ入れる状況。

こんな時は焦らずポイント選びが出来るし、すんなり移動も出来る。

 

少し出発時間が遅くなってしまったので、到着したのは夜の十時半頃だった。

向かった先は佐伯市鶴見。

やっぱり地元が楽でいい。

 

満月が厳しいことは何度も経験済みだったが、良さそうなポイントを探す。

月と常夜灯を背負うカタチで入れるポイントで、さらに物陰がクッキリ出ているポイントに入った。

月の光と常夜灯の明かりが海面を照らし出していた。

常夜灯の少し左側には物陰が出来ていて、その明暗はクッキリとしている。

潮の流れもそれなりにある。

 

誰もいない中でゆっくりと準備を済ませ、常夜灯の下へ入る。

アジの有無を知りたくて広範囲に手返し良く探れるMキャロの5.4gをチョイス。

月夜と常夜灯が明るく照らし出す方へキャスト。

海面はすごく明るく照らされていて雰囲気もいい。

それなのに何度繰り返してもアタリは出ない。

キャストする方向を変えたり、ワームを変えたりしてみたが、何も反応は無い。

 

そこで明暗の境にキャスト。

何度かキャストし、やっと待望のアジに出逢えた。

サイズも悪くない。

しかし、明暗の境を通していてもアタリの数は少ない。

個体数が少ないのかと思いながらも、数少ないアタリをしっかりと掛けていく。

時折左から吹く風のせいで、明暗の境を上手くトレースできなくなってきた。

 

明暗をしっかり通せるように暗がりの濃い左の風上へとキャスト。

これが着水と同時にヒット。

キャロを使っていて着水と同時のヒットは経験がなかったので驚いた。

しっかりとキープし、同じように暗がりの中へキャストする。

次は最初のフォールでアタリ。

サイズはどれも尺アジに一歩届かずといった感じのものばかり。

次々に出るアタリに楽しくなってきた。

満月なんてことすら忘れるほどだ。

 

このあとは明暗の境では無く、暗がりの中ばかりでヒットが続いた。

それも、ほぼ入れ食い状態での釣れ方。数えきれないほどアジがいるんじゃないかと思えるほどに凄くイージーな釣りだった。

足元にあるバケツも満載になり一旦クーラーへ移す。

この時点で時計を確認すると夜中の十二時半だった。

数えながら潮氷のクーラーへ入れていくと、ちょうど40本。

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二時間で40本。

単純計算すると一時間だと20になる。

さらに計算すると一匹当たり3分ペース。

最初にモタついたことを考えればもう少し早いペースのはず。

久しぶりの爆釣に胸躍る。

 

クーラーに移した後も、同じ方向で釣れる。

釣れ続ける。

処理できない程持って帰っても仕方ないし、簡単に釣れてしまうアジに飽きてしまったので50本で納竿にした。

 

釣れるのは嬉しいが、簡単すぎると面白味に欠ける。

アジングの醍醐味である「アジのタナを探して誘って掛ける」というものが全く感じられなかった。

こんな状況だと、間違いなく誰がやっても同じように釣れる。

たぶんアジングを初めて経験する子どもとかでも釣れる。

しかし、それは「釣れた」という感覚。

「釣った」という感覚の無いような釣りは、私はすぐに飽きる。

もっと繊細なアジングがしたいと思えた釣行だった。

今回、月夜のアジングで感じた「影」の重要性についてはコチラの記事でまとめています。

singing-ajinger.hatenablog.com

 

この50本のアジは、知り合いに届けたり、炭火で焼いたモノを配ったりしました。数が多いとやっぱり処理が大変。

手元に残ったものも炭火で塩焼きにして、美味しく頂きました。

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