アジングで軽いジグヘッドはデメリットが目立つ話
久しぶりの更新なのにorz
内容が無いよう。
なんてオヤジギャグを言っている場合ではないですね。
最近は、海の現場から山へと移動になり、釣りに行けない日々。
なので記事を全然更新できませんでした。
釣りに行けないことでストレスは爆発寸前。
そのストレスを発散すべく、この記事を書いています。
このブログでは一般論は語りません。私の持論を展開させてもらいます。
あくまでも私の個人的意見なので気分を害された方にはお詫び申し上げます。
それではいってみよ~!!
私はアジングを数年間続けてきて思うことがある。
世の中のへっぽこアングラーはジグヘッド単体の時に何故1g程度をメインで使うのかということ。
明確な答えがあってそれを使用しているならば問題ないだろう。
しかしメディアやネットに溢れかえる情報を鵜呑みにしているならやめた方がいい。
私は今までに、ジグヘッド単体やキャロ、フロートリグ等、いろんなリグを試してきた。
その中で、ジグヘッド単体の場合は2.5gをメインで使用する。
何故か。
簡潔に答えを言おう。
軽量ジグヘッドの方がデメリットが多いから敢えて使わないのである。
1. 飛距離の違いはこれほど大きい
軽量なジグヘッドのデメリットとして、まず飛距離があげられる。
そもそもアジのいるポイントまでリグを届けられなければ話にならない。
堤防の常夜灯の傍に居付いている小さなアジを一生懸命沢山釣りたいなら軽いジグヘッドでもいいだろう。
しかし、沖の潮目やブレイク、沈み瀬の周り等を狙う場合、届きやしない。
飛距離がわずかに違うだけでも狙える範囲が全然違うことを図に示してみよう。
アングラーが堤防の先端に立ち、半円状の範囲を探ろうとしたときに、軽量ジグヘッドの飛距離が図の緑の範囲としよう。
重量のあるジグヘッドが軽量ジグヘッドの5割増し飛距離があると仮定した場合には図の赤い範囲までも探ることが出来る。
これに具体的な数字を当てはめてみよう。
仮に1gのジグヘッドで10mの飛距離だったとしよう。
その探れる範囲は10mの円の面積の半分。
つまり
5×5×3.14÷2=39.25m2
となる。
1gのジグヘッドに比べ、2.5gのジグヘッドが5割増し飛距離が出せた場合は15mとなるため
7.5×7.5×3.14÷2=88.31m2
となる。
この差をどう捉えるかは皆さん次第ではありますが、飛距離が5割増しになるだけでも探ることの出来る範囲は倍以上となるのです。
釣果に直接結びつくワケではないが、この結果から重量のあるジグヘッドの方が大きなアドバンテージを得ることができるといえる。
2.風の影響を受けすぎる
続いての軽量ジグヘッドのデメリットは、風の影響をモロに受けるということ。
キャスト後のラインメンディングですら微妙にリグが動いてしまう。
それなのに風が吹いていたらどうだろう。
ラインメンディングもまともに出来ず、通したいトレースコースも通せない。
ましてやリグの所在さえ見失ってしまう。
こうなってしまうと、アタリすらもボヤケてしまい本来獲れるはずのアジを獲り逃すことになる。
重量のあるジグヘッドですら、風の影響で本来の釣りができない状況になることも多々ある中で、あえて軽量ジグヘッドを使うなどありえないだろう。
実際に釣行していると感じるのが、無風の日などはそれほど無いし、ベタ凪と言われるような天候ではアジの活性も上がらない。
多少風がある中でも釣りを成立させるには軽いジグヘッドなどは必要ない。
3.スローな誘いは手返しを悪くする
もう一つデメリットを上げるとすれば、手返しの悪さがある。
軽量ジグヘッドだと、ゆっくり沈む。
それに伴って誘いも巻きもゆっくりになる。
アジがヒットするまでの時間が長くなるのだ。
あえて最初からそんなリグを使う必要はないし、重量のあるジグヘッドでも食ってくる個体をスピード感ある探りで獲っていった方が明らかに手返しがいい。
ポイントによってはアジの回遊している時合が短い場合もある。そんなときにゆっくりやっていれば、釣果は伸び悩むこと間違いなしである。
軽いジグヘッドは、重量のあるジグヘッドで何をやっても食ってこない場合の最終手段程度でいいのだ。
4.軽量ジグヘッドの唯一のメリットは経験でカバー
何故巷には軽量なジグヘッドを多用する人が多いのだろうか。
それはおそらく冒頭で述べたメディア等の情報の信者と、ゆっくりな誘いに拘る人がいるからだろう。
前者は自分自身で数々の失敗や間違いを経験するべきである。
メディアの情報をそのまま信じていては、なぜそれを使っているのか聞かれたときに答えられないはずだ。
どんなことにでも言えるのだが、最終的にたどり着く答えが同じだったとしても、それまでに経験する失敗や間違いが多い方が、確実に自分の糧になる。そして、応用が利くようになる。
後者の場合、明確な答えをもって使用している方も多いだろう。
しかし、軽量なジグヘッドでしか食ってこないという先入観をもってはいけない。
なぜそんな先入観が生まれるのか。
軽量なジグヘッドだと沈むのが遅い。
これは誰にも覆せない事実。
そして、軽量なジグヘッドの唯一のメリットがこれだ。
それはつまり、アジのいる(捕食する)タナをキープしやすいのである。
しかも、本来のリグの位置と、自分で思っているリグのタナのズレが少ない。
重量のあるジグヘッドの場合、本来のリグ位置と自分の感覚にズレがあった場合は致命的な誤差を生む。
だからソレでしか釣れないと錯覚する。
それもそのはず、重量のあるジグヘッドでは沈下速度の速さから大きな誤差が生まれる。
僅か一秒のズレが、タナにして1m以上ずれることもあるからだ。
このズレを修正できずに釣れないと勘違いして軽量ジグヘッドを使う。
その結果、軽量ジグヘッドでしか釣れないとか胡散臭い先入観を持つ信者が増殖する。
本来のリグの位置と自分の感覚の誤差がなくなれば、重量のあるジグヘッドでも確実にアジは獲れる。
5.まとめ
これまでの説明から、経験不足が否めない信者たちの軽量ジグヘッド理論などは、何の役にも立たないのがわかっただろう。
もちろん軽いジグヘッドが活躍する場面もあれば、ソレでしか釣れない状況だって存在する。
自然を相手にしているのだから重いジグヘッドのデメリットが多くなる状況にもなったりする。
しかし、明確な答えもないままに使用している方はもっと多様な経験を積んでほしい。
きっと違う世界が見えてくるはずだ。