水急不流月

信じる道を突き進め

エギング自己記録更新☆2kgオーバー出ました(佐伯市・米水津)

今日も仕事の昼休みにイカと戯れようと車を走らせる。

毎日のように同じポイントに入っては、そこそこのサイズを釣っている。

今日もかるく遊ぼうとポイント入り。

このポイントは大分県佐伯市米水津。

詳しくは説明しませんが、過去記事等から推測できるはずです。

仕事場ではあまり風を感じなかったが、ポイントに着くと竿出しを止めようかと思うほどの風。

それでも暇つぶしになればいいかとタックルを準備する。

この時点では、デカいヤツに出逢えるなんて夢にも思っていませんでした。

 

少し遊ぶ程度で考えていたので、エギをつけたロッドのみで出撃。

そもそもこのポイント車横づけだから、バッグとか持たなくてもいい。

ちょっと歩いたりする時にはこういうバッグ持ってます。

釣り座へ上がり、最初は向かい風になるようにキャスト。

着水しラインを送ろうとベールを起こしていても、ラインが入っていかない。

昨日の夕方とは違い、潮向きが反対。

風と同じ方向を向いてる。

 

当て潮だと、エギが戻ってくるのが早い。

苦手だなぁと思いつつも何度かキャストする。

キャストの飛距離も出ず、戻りも早いのでやりづらい事この上ない。

 

潮が効いているのは間違いないので釣れそうな気はしていたが、向かい風の方向ではアタリがない。

 

キャストする方向を大きく変え横風をくらう向きでやってみる。

キャストと同時に大きく膨らむライン。

着水と同時にラインをパンっと張って水面に落とす。

しかしそれでも真っ直ぐになりきれないので、ラインをフリーにしたまま立ち位置を移動しエギとラインと自分を真っ直ぐになるようにする。

10mぐらい風下へ移動してやっと真っ直ぐになる状況。

 

ボトムまで沈むのを待ちシャクリ始める。

この方向だと潮は右から左へと走る。

風も右から左。

シャクる度にラインは左へふける。

すごくやりづらい。

足元まで戻ってきたエギの後方にもイカの姿は確認できず。

 

それでもイカが居ることを信じてもう一度キャスト。

先ほど移動した位置のまま正面へキャストし、ラインメンディングの為またも風下の方へ10m程度移動。

こうすることで少しずつ探る範囲を変える。

 

またもボトムまでエギを落としてやり、アクションを入れていく。

潮の影響が大きい場合や、風でラインが膨らんでしまう場合はエギにアクションが伝わりづらいので、いつも以上に大きくロッドを煽りエギをしっかりと動かしてやる。

 

横風が強くテンションフォールでも空中のラインは左へと流される。

ロッドを海面へ向け、ラインを真っ直ぐに保ちながらロッドをゆっくりとさびく。

次の瞬間フッとラインがフケた。

着底の感覚は伝わってきていない。

着底でもないのにラインがフケる場合はアタリ。

 

即座にロッドを大きく振り上げ合わせを入れる。

あれ?

重い。しかし引かない。おかしいな。

手元にはグンと重い感覚だけ。

根掛かりかと思ったが、次の瞬間に事態は一変。

大きく曲がったロッドをさらに力強く引張り、リールのドラグが勢いよく鳴り響く。

すさまじい引きで勢いよく突っ込んでいくパワー。

大きく弧を描くロッド。

リールからは悲鳴をあげるようなドラグ音。

この瞬間にデカいヤツだと確信した。

それにしても ラインが出過ぎる。

 

最初のジェット噴射を耐え、テンションを保ったまま浮かせにかかる。

ロッドを高い位置に構え、リールを巻く。

信じられないほど重い。

数回リールを巻いた時にまたもジェット噴射。

再度勢いよくリールから出ていくライン。

 

ラインが0.6号だから、思うように主導権を握れない。

一瞬頭の中で獲れないかもしれないと思ってしまう。

今までに感じたことの無い引きの強さ。

1kgオーバーは釣ったこともあるが、それとはまるで別物。

 

2度目のジェット噴射も何とか耐え、弧を描くロッドを保ったままリールをゆっくりと巻いていく。

しかし、全然浮いてこない。

 

ラインの角度から推測し半分くらいラインを回収した時点で3度目のジェット噴射。

しかし、相手も疲れたのか勢いは弱くなり、出ていくラインも少ない。

ロッドの角度とテンションを保ったままリールを巻き寄せてくる。

何度か抵抗をみせたが最初のような力強さもなく、ようやく浮いてきた。

遠目に見てもデカい。

そのままゆっくりと寄せる。

 

寄せながらふと気づく。

ちょっと待て。

俺、何も持ってないよ。

そう。ロッド一本で遊ぶつもりだった為、手元にギャフや玉網は無い。

どうしようかと考えつつもテンションは抜けないのでゆっくりリールを巻く。

周りを見ても誰一人居ない。

一人でこの状況を切り抜けるしかない。

 

幸いイカも疲れたのか、抵抗はしなくなった。

足元まで寄ってきたイカをどうしようかと考えるが何も思いつかない。

釣り座から海面までは3m程度あり、ずり上げられそうな場所もない。

もちろん近くに階段もない。

 

弱った様子の今しかないと思った。

ドラグを少しだけ緩め、堤防にロッド立て掛ける。

ロッドから手を離した次の瞬間ダッシュで車へ駆け寄り後ろのドアを開ける。

と同時にギャフを手に取り、ダッシュで戻る。

戻る瞬間にロッドを見るとティップがしっかり曲がっている。

急いでロッドを持ち一段上の堤防へ駆け上がる。

姿を再確認しドラグを締めてホッとするのも束の間。 

 

緊張のギャフ掛け。

やはり一人でギャフ掛けは辛い。

ここでミスをすればバラすことも多い。

手に汗握る瞬間だ。

ゆっくりとロッドでイカを横に向けギャフを掛ける。 

 

ギャフが掛かった瞬間に最後の抵抗。

すごい勢いで墨を吐く。

その瞬間エギは外れてしまった。

しかし、ギャフはしっかり掛かってくれていた。

 

重いギャフを上げ姿をみてビックリ。

f:id:at0529:20181004153423j:plain

これ、キロオーバーとかのレベルじゃない。

明らかにデカい。

 

エギがめっちゃ小さく見える。

f:id:at0529:20181004153420j:plain

 

すぐに計量してみました。

エギを含めて2180gということは、3.5号のエギが21gなので2159g

2kgオーバーやっちゃいました。

f:id:at0529:20181004153416j:plain

 

こんなの釣る予定じゃなかったため、取り込みであたふたしてしまいました。

釣りでは何が起こるかわからないので、ギャフは常に持っておかなければと改めて実感させられました。

 

それにしても、ロッドもリールもしっかり仕事してくれますね。

ラインブレイクもなく、しっかりと寄せられたのはこのロッドとリールのおかげ。

そしてこのイカを抱かせたエギに感謝。

このエギに興味のある方はこちら

 

みなさんもエギングで釣行する際には常にギャフを持っていた方がいいですよ。

 

 

 使用タックル

ロッド:ヤマガブランクス・バトルウィップ86MLX

リール:シマノ・セフィアSS

ライン:ラパラ・ラピノヴァ-X0.6号

リーダー:フロロ2号

エギ:エギ王JP+(ピンクゴールド)

プライバシーポリシー・お問い合わせ