水急不流月

信じる道を突き進め

怖い怖~い『魔界』の話

最近は昔のように魔界に行かなくなった。

釣りをしない人にとっては何のことなのかサッパリだろう。

釣り人の言う『魔界』とは『釣具店』のことである。

 

私は以前、給料日の直後には必ずと言っていいほど魔界に足を運んでいたのだが、ココ一年ほどは僅か数回しか行っていない。

それは、必要なものが無いからだ。

欲しいものが無いのではない。

欲しいものは多々あれど、今のタックルや道具で十分に事足りているのである。

ただ、ジグヘッドやワーム等の消耗品は少なからず買い足しに足を運ぶ。

 

11月の中頃だったか、釣行直前にジグヘッドの残数が少ないと思い近くの魔界へ足を運んだ時の事だった。

私の目的はキャロで使う為のジグヘッドの購入。

私がキャロで使用するときのジグヘッドは下の画像の0.6g#6一択である。

http://www.vivanet.co.jp/h_aqua/image/m_lockhead.jpg

なぜこの一択なのか。

こいつで人生初のギガアジを仕留めたから。以上。

だと説明不足なので補足。

重さはキャロから先のジグヘッドの位置を把握しやすい0.6g。

これが0.3gだと解りづらい。

また、1g以上になるとキャロのメリットを薄くしてしまう。

なので重量は0.6g。

フックサイズは一番太軸の6番。

やっぱりデカいの狙ってると、軸も太くないと安心できないんです。

10番なんて、伸ばされそうでヒヤヒヤものです。

なのでフックサイズは6番。

 

ジグヘッドの話はもっともっと出来ますが、話の本筋からは逸れているのでここまで。

このジグヘッドを手に取り、レジ前にあるワームコーナーを横目に見ながら通り抜けようとする。

次の瞬間、一瞬時が止まった。

背筋がゾクゾクっとして、寒気が走る。

 

明らかに何者かの視線を感じた。

奴らは俺がここに来るのをヒッソリと待ち続けていたに違いない。

すこし辺りを見回すと、すぐに目が合った。

出逢ったことの無いワームたちが、薄ら笑いを浮かべて手招きをしている。

ココは正しく魔界だ。

私を誘惑したのはこいつらだった。

https://www.duo-inc.co.jp/wp-content/uploads/2018/10/TW_pipin.png

https://www.duo-inc.co.jp/wp-content/uploads/2018/10/TW_pipin.jpg

どうみても俺を誘っている。

他には目もくれずに真っ直ぐに俺だけを見つめている。

ドラクエで言うところの「仲間にしてほしそうに、こちらを見ている」状態だ。

目が合ってしまった俺の負けだ。

こいつらは給料日まで先の長い俺の財布の体力を見事に減らしてくれた。

しかし、こいつらでの釣果は既に実釣で確認できたので良しとしよう。

 

釣り人なら必ず経験しているであろう魔界での運命的出逢い。

私は釣りをする中でこれほど怖い場所を他に知らない。

物欲に憑りつかれてしまい、ソレを満たすことで満足してしまうアングラーを見たことがある。

そうならないためにも経験と知識を豊富に得た上で、自分にとってのレベルアップやスキルアップ、釣果アップのために魔界へ足を運びたいものである。

 

 最後に、以前私が仕留めた人生初のギガアジをご覧いただこう。

f:id:at0529:20181213162640j:plain

これが陸っぱりアングラーの意地だ。

こうなると尺アジなんて通過点でしかなくなる。

ちなみにこいつを仕留めたワームは今回紹介したものではありません。

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