水急不流月

信じる道を突き進め

NEWバンキッシュ(19バンキッシュ)と旧モデル(16バンキッシュ)の比較

 

今回は2019年3月にリニューアルされた「ニューヴァンキッシュと旧ヴァンキッシュの違い」とともに、私がアジングでリールに求める性能の話をしていきます。

fishing.shimano.co.jp

 

 

更に滑らかになった巻き心地

私がアジングのリールで一番重要視することは、巻きの滑らかさ。

これが違うだけで釣果は大きく変わります。

とにかくスムーズに巻ければいいのではなく、一定の速度でハンドルを回した時に何一つガタやブレがないことが最低条件なのです。

実際にアジングをしていると、リールから伝わるほんの僅かなガタやブレでさえ、アタリと感じてしまいます。

そんなリールを使用していては釣りになりません。

ですから、巻きが滑らかでなければならないのです。

私はシマノのリールが好きで、シマノばかりを使っています。

ただ、シマノのX-SHIPは使い込めば必ずと言っていいほど上下死点でのノイズが出るようになります。(私が長年使用した機種は全てです)

定期的にメーカーにOH(オーバーホール)を出していたりすれば、こんな現象にはならないのかもしれませんが、一年を通して毎週末には必ずと言っていいほど釣行する私には、そんなことをしている時間はないのです。

数年使い込んだノイズのあるリールでは、やはりアタリが分かりにくいです。

なので、ノイズが大きくなった時には私は買い替えを検討します。

 

16ヴァンキッシュでは『マイクロモジュールギア』だったのが、今回の19ヴァンキッシュは『マイクロモジュールギアⅡ』となりました。

これは昨年に発売された18ステラから搭載された新機構。

ギヤの歯面の見直しによるノイズの低減を図ったものです。

そのうえギア強度もアップしている模様。

ãã¤ã¯ã­ã¢ã¸ã¥ã¼ã«ã®ã¢â¡

http://fishing.shimano.co.jp/product/s/technology/spinning_reel/detail.html#spinning_reel28

さらに私が前述したウォームシャフトの死点ノイズは『サイレントドライブ』によって見直されています。

ãµã¤ã¬ã³ããã©ã¤ã

http://fishing.shimano.co.jp/product/s/technology/spinning_reel/detail.html#spinning_reel29

この二つの機構により、19ヴァンキッシュは前モデルよりもさらに滑らかな巻き心地を得たのです。

 

同番手では18ステラよりも軽い

次に私がアジングのリールで求める性能は軽さ。

つまり、重量です。

ただ、こればかりはロッドとのバランスもあるので、一概に軽ければ軽いほど良いというものでもありません。

それでも、一度の釣行でキャストする回数は数えきれないほどです。

そんな時にリールが少しでも軽ければ腕にかかってくる負担も軽減できます。

僅かな重量の差でも、一日中ロッドを振り続けた時の疲労感は大きく変わります。

また、持ち手のリール重量が軽くなるほどロッド感度は向上します。

いや、意識がロッド側へ移行するというほうが正しいかな。

例えば、アジングロッドに8000番程のリールをつけたとしましょう。

そして、それでアジングすることを想像してみてください。

アタリを取りたくても、手元の重量が大きくロッドに集中できないと思います。

そこでリールが軽くなれば、自然に意識がロッド側へと移行し、アタリを取る際にロッドへの集中力が高まります。

このことから、『リールの軽量化がロッド感度の向上に直結する』といえるでしょう。

前モデルとの重量の違いは表の通り。

f:id:at0529:20190131151945p:plain

全ての番手が軽量化されています。

番手を変えずに16から19へ移行すれば、必ずこの恩恵が受けられるのです。

 

変わらないモノもある

最後に私が求めるのはドラグ性能です。

ここを最も重要視される方も多いのではないかと思います。

しかし、私の場合は三番目。

それは、使用するラインがPEだから。

エステルやフロロの極細ラインを使用している方は、合わせ切れ等にならないようにドラグの性能を重視するでしょう。

しかし、PEを使用している私は合わせ切れなどは皆無。

逆にしっかり合わせを入れたいので、ドラグも少し強めの設定にしています。

掛けた後で勢いよく走る相手に対し、しっかりとドラグが出てくれさえすればいいのです。

ここは16ヴァンキッシュと同機構の『リジッドサポートドラグ』です。

16ヴァンキッシュのドラグでも不具合や不満はありませんので、ここは変わらずとも問題なしです。

他にも『Gフリーボディ』等、名称の変わらない機構もありますが、ドラグワッシャーを番手によって使い分けたりしているようなので、構造としては同じでも細部の見直しは必ず行われているでしょう。

 

耐久性能向上と飛距離アップ

16ヴァンキッシュでは『コアプロテクト』だったが、19では『Xプロテクト』になっています。

Xãã­ãã¯ã

http://fishing.shimano.co.jp/product/s/technology/spinning_reel/detail.html#spinning_reel08

今まで以上の更なる耐久性能のアップに期待できます。

他にも、ハンドルの素材やローターの形状の見直し、ベールのチタン化、低摩擦ローラークラッチ採用等々細かい仕様の変更はありますが、何より気になるのが

ロングストロークスプール

です。

これにより16モデルに比べ約4%の飛距離アップを実現しているそうです。

どういうことかといいますと、

f:id:at0529:20190131161945p:plain

スプールのラインを巻く部分が縦に長くなったということ。

これによりライン放出時のツバに当たる摩擦抵抗の低減が飛距離アップにつながっているようです。

また放出されるラインの角度も変わってくるため、ラインの流れをスムーズにすることにも一役買っていることでしょう。

カラーリング・デザイン

f:id:at0529:20190215102755p:plain
f:id:at0529:20190215101959p:plain

左の画像が19ヴァンキッシュ。右が16ヴァンキッシュ

19モデルは18ステラに近いシックなカラーとデザイン。

こればかりはそれぞれ個人の感性によるところなので、好きな人もいれば嫌いな人もいるでしょう。

まとめ

これまでNEWヴァンキッシュの違いを見てきました。

簡潔にまとめるならば、 

今まで以上に

・滑らかに

・軽く

・強くなった

というとこでしょう。

プライバシーポリシー・お問い合わせ